LAUBE
3月 30, 2013 in 世界のログハウス
ドイツ都市部を車で走ると、アパートメントに併設されているいろんな形の小さな小屋の集合体をみることができる。この建物はLAUBEと呼ばれる、この小さな庭には、いろんな生活スタイルを持つドイツ市民の、小さな夢の実現が、感じられる、古いものから、新しい建物まで、さまざまだ。ドイツのLAUBEは、日本各地にみられる、LAUBEと違って、そのすべてが、それぞれに個性をもって、息づいている。建物自体が生きているのだ。このLAUBE は、第2の人生の、出発点として、小さいながら、新しい可能性を生み出すために、誕生した。ラウベハウスは、ほんの小さな主張から、ひと時の安らぎを与える、椅子であると考えていいのだろう。日本も、わずかな人しか利用できない施設つくりの考え方から脱却し、たくさんの人たちが安易に利用できる、施設提供の考え方を、ヨーロッパの国々の、人達から、学び取りたいものである。フランクフルト空港の上空を旋回中に見た町一面に広がるクラインガルテンを、回想しながら、大都会において、私たちが、忘れつつある、自然への営みを、わずかな時間の中に、このカフェテラスをパブリックスペースとして、利用することによって、神戸近郊の人たちの為のほんの小さな田舎を提供できればという思いを、ログハウスカスタム設計にオーナーとともに私たちの主張として、表現した。
ライン川とラ・ウーベ オーナー(ワインミュージアム)
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